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【USCPA FAR】IFRSについてのまとめ①組織

USCPAの出題内容のIFRSについてまとめました。

 

まずは正直馴染みがないIFRSに関わる組織についてまとめました。

 

IFRSに関わる組織について

 

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https://jicpa.or.jp/specialized_field/ifrs/basic/iasb/#anchor-07

 

ちょっとややこしい組織形態ですが、これらの中心にあるのはIASBです。

ちょっとEYの説明記事を見てみましょう

2009年に、特定の国又は多国間にまたがる公開証券市場の規制当局で構成されるモニタリング・ボードが設立されたことにより、ガバナンスは3層構造となった。モニタリング・ボードの役割はガバナンス及び監視機能の一翼を担うことに限定されており、項目をアジェンダに加えることを検討するようIASBに提言できる仕組みはあるが、それを超えてIASBの専門的アジェンダを設定する権限は有していない。その代わりにモニタリング・ボードは、IFRS財団評議員会がIFRS財団の定款に沿ってその責務を適切に果たしていることを確認することに加え、評議員の選任及び再任を承認する権限を有している。しかし同時に、モニタリング・ボードは、IFRSの開発とIFRS利用者とを結ぶ重要なかなめとなっている。これは、モニタリング・ボードのメンバーが、各地域のIFRSの主たる利用者、すなわち投資家を代表する資本市場の規制当局だからである。https://www.eyjapan.jp/services/assurance/ifrs/issue/ifrs-outlook/2011-10-03.html

 

①IASB International Accounting Standard Board

IFRSの会計基準設定機関。基準の開発などのIFRSの中心的組織。

世界中の各リージョン毎に人数が規定されている。

日本からはPWCの会計士である、鈴木さんという方が現在選任されている。

 

②IFRS財団 IFRS Foundation

IASBを傘下に持ち、IASBの人員の選出、監視を行う

 

③IFRS Monitoring Board

IFRS財団のTrsutee(評議委員)の選任の承認を行う。

なお、ボードメンバーは主要各国の財務当局で、日本は金融庁

間接的にIASBに関与している。

 

④IFRS Advisory Council(IFRS諮問会議)

IASBに助言を行う立場。

日本からは経団連会長がメンバーをつとめている。

 

⑤IFRS Interpretations Committee(IFRS解釈指針委員会)

IASBが定めた基準をもとに解釈や指針を作成し提案するが、

解釈指針の決定権はあくまでIASB。

日本からは証券アナリスト協会長の方が選任されている(2019年現在)

 

解説

こう見ていくと組織の関係性が見えてきます。

財団とIASBは一体ではあるものの、あくまでIASBがIFRSについて決定権を持ちます。

IASBのメンバーは、いわゆる会計士の集まりだと考えていいでしょう。

 

一方で財団は彼らの活動の監視を行う立場であり、その財団の評議委員はモニタリングボードに指名されています。

 

そしてモニタリングボードというのは、いろんな国の政府です。

 

IASBの良きアドバイザーである諮問会議には経団連会長がいて、これまた会計のプロというよりかは、経済団体のボスたちですね。

 

もう一個似た図ですが、デロイトのHPから引用です。

 

ãIASB ASAFãã®ç»åæ¤ç´¢çµæ

 https://www.iasplus.com/en-us/resources/global-organisations/ifrs

 

ここで登場するのがASAFという組織で、Accounting Standars Advisory Forumといって

各国の会計基準、いわゆるJGAAP だったりUSGAAPだったりとの整合性などをとっていくための組織になります。

日本からは「企業会計基準委員会」という組織がメンバーになっています。

現在はデロイトの元役員が代表をつとめられているようです。

 

 

まとめ

モニタリングボードは実質各国政府の金融当局

IASBが中心組織で各リージョンの会計士たちがあつまっている

諮問会議は経団連会長などの団体のボスがメンバーでIASBへ助言する

ASAFは各国GAAPを取りまとめる組織が委員で各国GAAPの立場からの提言